アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（パリ・サンジェルマン／フランス）が、今後も同代表でのプレーを続けることを明言した。18日、アルゼンチンメディア『TyC Sports』が伝えている。

　FIFAワールドカップカタール2022決勝が18日に行われ、アルゼンチン代表はフランス代表と対戦。23分にメッシがPKを決めて先制すると、36分にはアンヘル・ディ・マリアが追加点をマークした。しかしその後、キリアン・エンバペに2ゴールを許し、同点に追いつかれ試合は延長戦へ。108分にメッシが勝ち越しゴールを挙げたものの、118分にPKからエンバペにハットトリックを許し、3－3で120分が終了。それでもPK戦を4－2で制したアルゼンチン代表が36年ぶり3度目となるW杯制覇を達成した。

　念願のW杯優勝を達成し、今大会5度目となるプレイヤー・オブ・ザ・マッチ（POTM）に選出されたメッシは試合後、「クレイジーだね。本当にこれが欲しかった。最高に美しいね。本当に多くの苦しみを味わったが、ようやく手にすることができた」と喜びを語った。

　大会前から「これが最後のワールドカップ」と話していたメッシは決勝戦前にも「間違いなくそうなる」と語っていたが、すぐに引退するのではなく、しばらくは代表でのプレーを続けることも明言した。

「明らかに僕はこれでキャリアを締めくくりたかった。もう何も求めることはないからね。こうして自分のキャリアのほとんどを締めくくることができたのは印象的だ。このあとは何を期待すればいいんだろう。コパ・アメリカ、そしてワールドカップでも優勝できた。僕はサッカーが大好きで、この代表チーム、このグループにいることを本当に楽しんでいる。だから、世界チャンピオンとしてあと何試合かはプレーしたいね」

　そして、「これは小さい頃から誰もが持っている夢だ。僕はすべてを達成することができて幸運だった。僕に欠けていたものがここにある」と感無量な思いを口にした。