世界一に輝いた監督が、感情をあらわにした。

 現地時間12月18日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝で、アルゼンチンはフランスに3-3、PK戦4-2で勝利して、優勝を果たした。

 試合後、NHKのインタビューにリオネル・スカローニ監督が応じた。2021年のコパ・アメリカに続いてのタイトル獲得となった44歳の指揮官は、世界王者となった感想をこう語った。

「この瞬間を楽しみたい。素晴らしい瞬間だから、サポーターのみんなと一緒に喜びたい。私たちは、非常に苦しい時間、苦しい試合があった。それを乗り越えて、選手たちが今日の試合を勝ち切ってくれた。優勝できて、本当にうれしい、信じられない気持ち」
 
 また、この快挙を誰に捧げるかと問われると「家族に捧げたい」として、「おそらく父も見てくれているし、母も見てくれていると思う。両親は『どんな時も決してあきらめるな』『誰かの悪口は言うな』『必ず前を見て進み続けろ』と教えてくれた」と、涙を流しながら答えた。

 そして「私だけではなく、ナショナルチームのどの監督も全力を尽くしてきた。私が幸運にもタイトルが取れた」と語った。

 スカローニ監督は、大会前に2026年までの契約延長が決定。4年後に向けて、また新たな戦いが始まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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