【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝】アルゼンチン3-3(PK4-2)フランス(日本時間12月19日/ルサイル スタジアム)
アルゼンチンの2点目は、目の覚めるような超高速カウンター。その起点となったのはやはり“神の子”メッシだった。フランス代表の守備を無効化した完璧なプレーに視聴者も「なんであのパス出せんのよ」と大興奮の様子だった。
追加点を狙うアルゼンチン代表は36分、フランス代表のパスミスを見逃さなかった。モリーナのパスを受けたマクアリステルからメッシ、アルバレスと少ないボールタッチでパスを回すことでフランス代表のプレスを剥がし、最終的にはアルバレスのスルーパスを相手ディフェンスラインの裏で受けたマクアリステルが同ラインを抜け出していたディマリアへとパスを送って、パーフェクトなカウンターは完結した。
多くの美しいプレーがあった中で視聴者が注目したのが、カウンターの起点となった”メッシ”のプレーだ。「メッシのパスエグくない?」「なんであのパス出せんのよ」「メッシのパスよ」などのコメントが寄せられたが、後ろ向きの状態で左足でコントロールすると、ツータッチ目には左足アウトで右でフリーになっていたアルバレスへパスを出していた。このメッシのプレーでフランス代表のプレスは無効化されてしまったのだ。
この一連のカウンターでメッシにゴールやアシストの記録はついていないが、彼が違いを見せつけたことで得点が決まっている。メッシはこうした得点の起点となることも多く、相手からするとピッチ上では常に危険な人物なのだ。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)