【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝】アルゼンチン3-3(PK4-2)フランス(日本時間12月19日/ルサイル スタジアム)

 敗れたフランス代表の多くの選手が悔しさを滲ませていたが、特に悔しそうにしていたのがエムバペだ。ワールドカップの決勝でハットトリックというこれ以上ない結果を残したのにも関わらず試合に勝つことができなかったのだ。これには表彰式に参加したフランスのエマニュエル・マクロン大統領も熱烈に彼を労った。

【映像】マクロン大統領、エムバペに一流の振る舞い

 DFモンティエルのPKが決まった瞬間、アルゼンチン代表の選手やスタッフ、サポーターたちは歓喜に沸いた。その一方で死力を尽くしながらも2連覇に届かなかったフランス代表の選手や関係者は悔しさからうなだれた。

 場面が表彰式に移っても悔しさを滲ませるフランス代表の選手たち。中でも一段と悔しそうにしていたのがエムバペだ。この試合でチームの全得点である3ゴールを一人で決め、PK戦でもしっかりゴールネットを揺らすなど、この男はやれること全てを完璧にこなしていた。その中での敗戦を受け入れることができない様子だった。

 表彰式にはフランスのマクロン大統領も参加していたのだが、エムバペの首に銀メダルを掛けると、軽くハグ。そして言葉をかけて選手を労わった。一方のエムバペは心ここにあらずのような表情だったが、この悔しさを糧に”怪物”はさらなる”怪物”へと進化するだろう。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)