カタール・ワールドカップ(W杯)で、準優勝に終わったフランス代表のディディエ・デシャン監督が、アルゼンチン代表戦の前半で、オリビエ・ジルーを交代させた理由について述べた。伊メディア『Football Italia』が伝えている。

 現地時間12月18日に行なわれたカタールW杯の決勝で、前回王者のフランスはアルゼンチンと対戦。試合は3-3のまま延長を含む120分でも決着がつかず、PK戦の末に2-4で敗れ、大会連覇を逃した。

 この試合の前半、フランスは思うような戦い方ができず、2点のリードを奪われる難しい試合展開となる。するとデシャン監督は、ここまで6試合で4ゴールを奪っていたオリビエ・ジルーを41分に交代させた。
 
 指揮官は、好調のベテランストライカーをベンチに下げた理由についてこう答えている。

「早めの交代を行なったのは、満足していなかったからであり、もっと上手くやれると思っていたからだ。だからといって、交代した選手が他の選手より罪が重いわけではない」

 結果的にその後フランスは、後半に2点を奪い、同点に追いついたため、采配は間違っていなかったとも考えられるが、記事によるとジルーはベンチに下がった後、ボトルを投げつけ、怒りを露わにしていたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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