29日間にわたって全64試合が行われたFIFA ワールドカップ カタール 2022は、アルゼンチン代表が36年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。今回も大会を彩るスーパーゴールの数々が飛び出した。全172ゴールの中から、特に印象的だったスーパーゴールを紹介していこう。

【映像】興奮のカタールワールドカップを彩った全172ゴール

日本代表を救った“1.88mmの奇跡”三笘薫と田中碧の諦めない気持ちが生んだゴール

 今大会の日本代表は、W杯優勝経験国であるドイツ代表、スペイン代表、そして曲者・コスタリカ代表と同じグループEに組み込まれた。ドイツ代表に歴史的な逆転勝利を飾るもコスタリカに敗れて1勝1敗。グループステージ突破に向けてスペイン代表に勝利しなければいけない状況のなか、同点で迎えた51分にドラマが待っていた。

 ボックス右に侵入した堂安が縦に仕掛けて、ゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。これに前田大然が飛び込むが合わせられず、視聴者もサポーターも思わず頭を抱えた。

 しかし諦めない男たちがいた──。三笘薫と田中碧だ。

 三笘はゴールラインギリギリまでボールを追いかけると、そこから左足を目一杯伸ばしてクロスを入れる。これに対して田中も諦めることなくゴール前に詰めると、最後は体ごとボールを押し込んでネットを揺らした。

 リプレイで確認するとボールはゴールラインを割っているようにも見えた。しかしVARの結果、わずかにライン上に残っていたため、ゴールが認められ、日本の逆転勝利に繋がった。後に様々な検証の結果「1.88mm」ライン上に残っていたようで、幼馴染である三笘と田中の諦めない気持ちが生んだ紙一重のゴールとなった。

日本代表を救った“1.88mmの奇跡”に超絶テクニック、歴史的偉業まで 興奮のワールドカップを彩った全172ゴール

セレソンのニューストライカーが見せた驚愕のバイシクル

 今大会の優勝候補に挙げられていたブラジル代表は、グループステージからその圧倒的な攻撃力を遺憾なく発揮してきた。その中でも輝きを放ったのが、ワールドカップ初出場となる25歳のリシャルリソンだ。

 グループG第1節のセルビア代表戦で先制ゴールを挙げたリシャルリソンは、73分に今大会のNo.1と呼び声高いスーパーゴールを決めた。左のビニシウスが入れた折り返しのボールを、ゴールを背にして左足でトラップ。宙に浮いたボールを、今度は右足の強烈なバイシクルシュートでゴールの左へと叩き込んだ。

 東京オリンピックで5ゴールを挙げて得点王に輝いたセレソンの新たなストライカーが決めたビューティフルゴールは、カタール大会を振り返る上で欠かせないシーンとなるだろう。

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ロナウドが新たな記録!前人未到の5大会連続得点達成

 今大会も様々な記録が生まれた。ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドは、誰もなし得なかった5大会連続得点の偉業を達成している。

 初出場となった2006年のドイツ大会で1ゴールを奪うと、その後も2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と全ての大会でゴールネットを揺らしてきた。

 新記録に期待がかかる中、グループH第1節のガーナ代表戦では65分にボックス内で倒されてPKを獲得。コースを読んでいたGKの手をかすめ、ゴールネットにシュートを突き刺して、歴史的偉業を達成した。

 マンチェスター・ユナイテッドとの契約を解消し異例となる『無所属』でワールドカップに臨んだストライカーだが、ここぞの勝負強さは健在だった。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)