素晴らしい選手に成長している

多くの選手が評価を高めたFIFAワールドカップ・カタール大会。既にステップアップが噂されている選手もおり、冬の移籍市場では彼らが主役となるだろう。

英『90min』ではW杯・カタール大会でブレイクした11人の選手と監督を紹介している。モロッコ代表からはワリド・レグラギ、ソフィアン・アムラバト、アゼディン・ウナヒの3人、日本代表からは三笘薫が選出された。

「ブライトンで頭角を現し、日本代表としてドイツとスペインを破った記念すべき試合で主役となってその勢いを倍にした」

同メディアでは三笘をこのように紹介している。W杯優勝経験国であるドイツ戦、スペイン戦のキーマンは間違いなく後半から出てきた三笘であり、ドイツ戦ではバイエルン・ミュンヘンのニクラス・ズーレが三笘をマークしていたが、防ぐことはできていなかった。

また川崎フロンターレからブライトンに加わった際の移籍金についても触れており、約250万ポンドはバーゲン価格だと主張している。

日本はこの三笘を最大限生かすことはできれば、より上のステージで戦うことができる。クロアチア戦では既に対応されており、三笘のサイドから攻撃することで、三笘のスタートポジションを下げてきていた。それでも三笘は前進できるのだが、得点を奪うことはできなかった。左ウイングバック起用も悪くないが、三笘の推進力とドリブルのキレ、フィニッシュの精度を生かすのであればウイングやサイドハーフの起用がベストだ。

所属するブライトンではアタッカーとして地位を高めている三笘。チームメイトのパスカル・グロスには「一対一で戦うカオルはこれまで見てきた中で最高の選手だ」と称賛されており、チームからの信頼もある。既にプレミアではブレイク寸前であり、後半戦での活躍が楽しみだ。