ドイツ戦とスペイン戦で同点ゴールを記録

 ドイツ1部フライブルクの日本代表MF堂安律は、カタール・ワールドカップ(W杯)で2得点を挙げてドイツ代表戦(2-1)、スペイン代表戦(2-1)の勝利に貢献した。この活躍を受け、ブンデスリーガ公式サイトは堂安を「ブンデスリーガW杯ベストイレブン」に選出している。

 堂安は今夏の移籍市場でフライブルクに加入。今季ここまでリーグ戦15試合2得点を記録している。日本代表の一員としてカタールW杯に出場すると、グループ初戦のドイツ戦と第3戦のスペイン戦でともに貴重な同点ゴールをマーク。日本の2大会連続となるベスト16進出に大きく貢献した。

 12月18日の大会終了を受け、ブンデスリーガ公式サイトは「ブンデスリーガW杯ベストイレブン」を発表。ブンデスリーガでプレーする選手から11人を選出し、堂安も名を連ねている。

 堂安が配置されたポジションは4-2-3-1システムの右ウイング。RBライプツィヒのスペイン代表MFダニ・オルモ、バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFジャマル・ムシアラと2列目を形成し、1トップに構えるブレーメンのドイツ代表FWニクラス・フュルクルクを支える形となった。

 記事では堂安について「W杯の中断前にフライブルクを2位に押し上げると、勇ましいウイングはビッグトーナメントでも輝きを放った」と紹介。ドイツ戦のゴールに加え、スペイン戦のゴールによって「日本のW杯フィーバーレベルを一つ上に引き上げた」としている。

 ブンデスリーガで好調を維持する堂安の躍動は、リーグにとってもポジティブな出来事に映ったようだ。

 ブンデスリーガ公式サイトが公開したW杯ベストイレブンは以下のとおり。

GK
ヤン・ゾマー(スイス代表/ボルシアMG)

DF
ノゼア・マズラウィ(モロッコ代表/バイエルン・ミュンヘン)
ダヨ・ウパメカノ(フランス代表/バイエルン・ミュンヘン)
ヨシュコ・グバルディオル(クロアチア代表/RBライプツィヒ)
ラファエル・ゲレイロ(ポルトガル代表/ドルトムント)

MF
ジュード・ベリンガム(イングランド代表/ドルトムント)
エセキエル・パラシオス(アルゼンチン代表/レバークーゼン)
堂安律(日本代表/フライブルク)
ダニ・オルモ(スペイン代表/RBライプツィヒ)
ジャマル・ムシアラ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)

FW
ニクラス・フュルクルク(ドイツ代表/ブレーメン)(FOOTBALL ZONE編集部)