36年ぶり3度目の優勝を果たし、メッシは大会MVPを獲得

 カタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチン代表の36年ぶり3度目となる優勝で幕を閉じた。チームを牽引するFWリオネル・メッシが“最後のW杯”で栄冠を手にし、母国での盛り上がりは今も継続。海外メディアはメッシが帰宅した際の異例の光景に注目している。

 11月20日に開幕したカタールW杯は、12月18日に行われた決勝までに64試合を開催。決勝ではアルゼンチンがPK戦の末にフランス代表を破り、1986年以来となる優勝を成し遂げた。決勝でも2得点を挙げたメッシは大会MVPを獲得。35歳で手にした念願のタイトルは世界から称賛を浴びている。

 母国アルゼンチンでの凱旋パレードでは、興奮するファンによって大混乱が発生するなど、その熱狂ぶりはとどまるところを知らない。英メディア「スポーツ・バイブル」は「リオネル・メッシがロサリオの家に帰宅した際の狂った光景」として、メッシが帰宅した際の様子を紹介。車で家に向かうメッシだが、数え切れないほどの人に囲まれて1メートル進むのも一苦労といった状態だ。

 同メディアは「メッシがひとときの平穏と静寂を望んでいたのなら、彼は間違っていた。夫婦で家に帰ってみると、そこにはとんでもない群衆がいたのだから」とレポート。「警察と警備員にエスコートされ、家のドアへと向かっていった」とその様子を伝えている。

 アルゼンチン全土に熱狂と興奮をもたらしたメッシ。偉業を達成したがゆえに、自宅ですら気の休まらない状態となってしまっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)