スコティッシュ・プレミアシップ第18節が24日に行われ、セルティックとセント・ジョンストンが対戦した。

 セルティックでは、FW古橋亨梧とFW前田大然、MF旗手怜央が先発。旗手は右サイドバックでのスタートとなった。一方、MF井手口陽介はベンチメンバーから外れ、DF小林友希も登録前のため出場しなかった。なお、セルティックはホームレス支援の『No Home Kit』キャンペーンの一環として、ホーム戦だがアウェイユニフォームを着用した。

 セルティックは14分に先制する。ハーフウェーラインで縦パスを受けた古橋は、ワンタッチで左サイドへと流し、前田を走らせる。前田が折り返したグラウンダークロスは味方に合わなかったが、相手のクリアをアーロン・ムーイが回収し、右の旗手にボールを預ける。旗手が右足を振り抜くと、ボールは相手DFにも当たってゴールに吸い込まれた。旗手は約2カ月ぶりの得点となった。

 18分、セルティックがリードを広げる。スルーパスに抜け出したマット・オライリーがペナルティエリア左の深い位置からグラウンダーで折り返し、ニアに飛び込んだ古橋がかかとでフリックして流し込んだ。古橋は2試合連続ゴールで今季リーグ戦12点目となった。

 セルティックは40分、ムーイのスルーパスに抜け出したジェームズ・フォレストが右サイドからグラウンダークロスを供給。ゴール前の古橋が合わせてゴールネットを揺らし、ホームチームは3点リードで折り返す。

 52分、セルティックが4点目を獲得する。右サイドからフォレストが横パスを送り、カラム・マグレガーがワンタッチでスルーパスを通す。インナーラップした旗手がペナルティエリア右でボールを受けると、最後は相手GKの股の間を通して一対一を制した。旗手は今季公式戦4ゴール目となった。

 セルティックは67分に1点を返される。72分には旗手にハットトリックのチャンスが訪れたが、左足でゴール右下に流し込もうとしたシュートはポストに嫌われた。

 試合終了間際にはデイヴィッド・ターンブルが一発退場となるアクシデントも発生したが、セルティックは4-1の快勝でリーグ戦での連勝を「11」に伸ばした。前田は63分、古橋は68分までプレー。フル出場した旗手は中盤まで絞ってビルドアップに参加するなど、攻守で存在感を発揮し、試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 次節は28日に行われ、セルティックは敵地でハイバーニアンと対戦する。

【スコア】
セルティック 4-1 セント・ジョンストン

【得点者】
1-0 14分 旗手怜央(セルティック)
2-0 18分 古橋亨梧(セルティック)
3-0 40分 古橋亨梧(セルティック)
4-0 52分 旗手怜央(セルティック)
4-1 67分 ドレイ・ライト(セント・ジョンストン)