【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト1-1チェルシー(日本時間1月2日/ザ・シティ・グラウンド)

日本時間2日、プレミアリーグ2022-2023 第18節、ノッティンガム・フォレストvsチェルシーが行われた。前半はチェルシーが1点をリードして折り返したものの、後半に入って息を引き返したノッティンガム・フォレストが63分にコートジボワール代表セルジュ・オーリエの初ゴールで追いつき、ホームで1-1の引き分けに持ち込んだ。

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前半から主導権を握ったのはチェルシーだった。現地時間でも新年を迎え、アウェイに乗り込んで2023年最初のゲームに臨んだチェルシーは、統率されたパスワークで相手を翻弄し、攻め立てていく。一方のホーム、ノッティンガム・フォレストは、前線のウェールズ代表ブレナン・ジョンソンを使ったカウンターに勝機を見出すしかない展開に思えた。

実際、16分に先制に成功したのはチェルシーだった。

左サイドからアメリカ代表クリスティアン・プリシッチが巧みな切り返しからクロスを上げると、フォレストのコートジボワール代表ウィリー・ボリがヒールでクリアを試みる。これがゴール方向に浮き上がってクロスバーを直撃すると、その跳ね返りを拾ったイングランド代表ラヒーム・スターリングが難なく押し込み、幸先良くゴールを奪ってみせた。

その後もチェルシーのペースで試合が進んでいくが、後半に入って一転した。

48分、ジョンソンが右サイドを抜け出してGKとの1対1を迎えると、フィニッシュはスペイン代表ケパ・アリサバラガに防がれたものの、フォレストが積極性を増していく。さらに54分、右からのクロスをダイレクトでフィニッシュしたモーガン・ギブス=ホワイトのシュートはクロスバーに当たって地面に落ちたが、惜しくもゴールラインを割ることはできず。なかなか追いつけずにいたが、迎えた63分、ホームに待望の瞬間が訪れる。

この試合、初めてのCKを獲得したフォレストは、左からのクロスボールをドイツ代表カイ・ハヴァーツが頭でクリアするも、ボックス内に浮き上がる。そのままこぼれたボールが左に流れると、コートジボワール代表セルジュ・オーリエが胸トラップからボレーシュートを放ち、GKの股下を抜けてゴールネットに突き刺さった。ホームチームにとって貴重な同点弾となったこの一撃は、2022年9月に加入したオーリエの移籍後初ゴールとなった。

チェルシーは後半、80分までにシュートを1本も打てないまま時間が経過。81分に、途中出場コンビ、右サイドのモロッコ代表ハキム・シイェシュのクロスにエメリク・オーバメヤンがファーに詰めるシーンでチャンスを作ったものの、ゴールに迫ったのはこの1本のみ。結局、スコアを動かせないまま試合は1-1で終了。ホーム、フォレストの12本に対して、チェルシーは後半1本の計7本のシュートと、最後まで精彩を欠いた。

試合前の時点で9位と今ひとつ波に乗り切れていなかったチェルシーは、次に控える2位のマンチェスター・シティ戦を前に、19位のチームに手痛いドロー。2016-17シーズン以来、6シーズンぶりのプレミアリーグ制覇へ向けて暗雲が立ち込めている。

(ABEMA/プレミアリーグ)