2022年11月20日に開幕したFIFAワールドカップ カタール2022。この記事では、サッカー熱の高まった今こそオススメしたい漫画11本を、連載開始順にご紹介します。
キャプテン翼
- ■作者:高橋陽一
- ■掲載誌:週刊少年ジャンプ(集英社)
- ■連載開始時期:1981年
日本人サッカーファンで知らない人はいないかもしれない、サッカー漫画の金字塔。日本サッカー協会(JFL)元会長の川淵三郎さんが「日本サッカーの大功労者」とコメントしているように、サッカー人口を大幅に底上げした作品です。日本のみならず世界中で多くのファンを獲得していて、2022年のワールドカップに出場しそうな選手だとフランス代表のキリアン・エムバぺ選手、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス選手などが影響を受けたことを公言しています。
オフサイド
- ■作者:塀内夏子(塀内真人)
- ■掲載誌:週刊少年マガジン(講談社)
- ■連載開始時期:1987年
高校サッカーを題材にしており、主人公がGK(物語中盤で類まれなキック力を買われてFWにコンバート)を務める珍しい作品。ストーリーは、神奈川県の弱小高校サッカー部に入った主人公が部を牽引し、全国優勝を飾るまでを丁寧に描いています。連載中の1990年には、第68回全国高等学校サッカー選手権大会の大会ポスターに起用されており、連載終了後の1993年にはOVA化。さらに、2001年にはTVアニメにもなりました。
シュート!
- ■作者:大島司
- ■掲載誌:週刊少年マガジン(講談社)
- ■連載開始時期:1990年
静岡県の高校のサッカー部が全国優勝するまでを約13年間にわたって描き、累計発行部数は5000万部を突破した名作サッカー漫画。1993年に「蒼き伝説 シュート!」のタイトルでTVアニメ化、1994年にはSMAP主演で実写映画にもなっており、さらに2022年7月から9月にかけてオリジナル新作アニメ「シュート!Goal to the Future」が放映されるなど、30年以上昔の作品でありながら今なおファンを魅了し続けています。「サッカー、好きか?」のセリフから始まる伝説の11人抜きなど、記憶に残る名シーンも多数!
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俺たちのフィールド
- ■作者:村枝賢一
- ■掲載誌:週刊少年サンデー(小学館)
- ■連載開始時期:1992年
サッカー選手だった亡き父に憧れる主人公が、少年サッカー、高校サッカー、アルゼンチン留学、プロサッカーを経て成長し、ついには日本代表として活躍する姿を描いた長編漫画。1993年のJリーグ開幕や同年の「ドーハの悲劇」、1998年のワールドカップ・フランス大会への日本の初出場など、現実での出来事をストーリーに取り入れているのが特徴で、日本サッカーの歴史を振り返るにはもってこいの作品かもしれません。
ホイッスル!
- ■作者:樋口大輔
- ■掲載誌:週刊少年ジャンプ(集英社)
- ■連載開始時期:1998年
背が小さいという理由で名門中学のサッカー部で干されていた少年が、転校を機にサッカー選手としても人間としても大きく成長していく姿を描いた青春サッカー漫画。2002年から2003年にかけて全39話のTVアニメが放送されており、映像はそのままに新キャストを起用したボイスリメイク版アニメが2016年にオンエア。また、漫画の続編となる「ホイッスル!W」は最終巻が2021年に発売されたばかりという、非常に息の長い作品となりました。
GIANT KILLING
- ■原作(原案・取材協力):綱本将也
- ■作画:ツジトモ
- ■掲載誌:モーニング(講談社)
- ■連載開始時期:2007年
選手ではなく監督を主人公にした異色のサッカー漫画。采配や育成、戦略やチーム経営といった、これまでにない視点からサッカーを描いた作品で、連載開始から15年を経た今もなお連載中です。2008年にはとらのあなコミック&ノベル大賞を受賞、宝島社「このマンガがすごい!2008」のオトコ編6位に抜擢され、翌2009年には「このマンガがすごい!2009」オトコ編3位を獲得。そして2010年には講談社漫画賞の一般部門に輝くなど、数々の賞を受賞しています。また、2010年にはTVアニメも放送されました。
フットボールネーション
- ■作者:大武ユキ
- ■掲載誌:ビッグコミックスペリオール(小学館)
- ■連載開始時期:2009年
天皇杯を狙う東京都社会人リーグ3部のアマチュアチームを舞台とした作品。フットボールネーション(サッカー先進国)になるために必要なものを科学的に分析しているのが大きな特徴で、専門家の協力を得て太もも裏の筋肉をはじめとするインナーマッスル(深層筋)の重要性に着目するなど、サッカーの定説を覆す運動科学に基づいた独自の理論が描かれています。理論派の貴方にオススメの作品です!
BE BLUES! ~青になれ~
- ■作者:田中モトユキ
- ■掲載誌:週刊少年サンデー(小学館)
- ■連載開始時期:2011年
2022年10月に連載が終了したばかりの少年サッカー漫画。天才少年と呼ばれながら腰椎と手足の骨折という重傷を負った主人公が、数々の困難を乗り越えてサッカー選手として復活を遂げる姿が描かれています。非現実的な必殺技などを排したリアリティのある描写が高く評価されていて、原口元気選手、香川真司選手、槙野智章選手、扇原貴宏選手、岡崎慎司選手など、数々の名選手が推薦文を贈っていることでも知られています。
DAYS
- ■作者:安田剛士
- ■掲載誌:週刊少年マガジン(講談社)
- ■連載開始時期:2013年
サッカー初心者で運動音痴の主人公が、持ち前のひたむきさを武器に名門サッカー部の仲間たちに認められて成長していく高校サッカー漫画。特別な才能のない少年が人一倍の努力を重ねる姿が熱く描かれており、読者の心を打つ人気作です。2016年にはTVアニメが放送され、また同年には第40回講談社漫画賞の少年部門を受賞するなど高い評価を得ています。
アオアシ
- ■作者:小林有吾
- ■掲載誌:ビッグコミックスピリッツ(小学館)
- ■連載開始時期:2015年
Jクラブの育成組織であるユースチームを舞台にした王道サッカー漫画。愛媛の片田舎でくすぶっていたサッカー少年が東京のJクラブのユースチーム監督に見出され、セレクションを突破して司令塔の左サイドバックとして開花していくというストーリーです。戦術をリアルに描くためかサッカーファンからの評価が高く、2020年には第65回小学館漫画賞の一般部門を受賞、さらに2022年4月から9月にかけてTVアニメも放送されました。
ブルーロック
- ■原作:金城宗幸
- ■作画:ノ村優介
- ■掲載誌:週刊少年マガジン(講談社)
- ■連載開始時期:2018年
日本サッカーの課題である絶対的なストライカーの不在。その欠点を克服すべく、日本全国から集められたユース世代のFW300名が生き残りをかけて試合をする……というデスゲーム的な要素を持つ作品です。絆やチームワークを否定し、個人の圧倒的な個性やエゴを求める異色作で、講談社の紹介ページでは「史上最もイカれたエゴイストFWサッカー漫画」と銘打っているほど。2021年には第45回講談社漫画賞の少年部門を獲得し、さらに2022年10月からはTVアニメも放送されています。
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おすすめサッカー漫画11選まとめ
以上、おすすめのサッカー漫画11本についての情報をまとめました。どれも名作・人気作ぞろいですので、読めばサッカー熱がガンガン燃え盛ること間違いなし。読んだことがない作品があるという人や、昔読んだけどもう一度読みたいという方は、W杯中に目を通してみてはいかがでしょうか?
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
(C)AbemaTV, Inc. (C)高橋陽一/集英社
(C)2022大島司/シュート!Goal to the Future製作委員会