現在はフリーの状態が続く
昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でスペイン代表を率い、失意の決勝トーナメント1回戦敗退となったルイス・エンリケ氏が、ポーランド代表からの監督就任オファーを受けていたという。スペインのラジオ局「カデナ・セール」が報じている。
エンリケ監督に率いられたスペインは、グループリーグ初戦でコスタリカ代表に7-0で大勝するも第2戦でドイツ代表と1-1で引き分け、最終戦では日本に1-2の逆転負けを喫した。なんとか2位通過となったものの、決勝トーナメント1回戦ではモロッコ相手に0-0の同点からPK戦で0-3の敗戦となり大会から姿を消した。結果的にモロッコはベスト4まで躍進して力を見せたが、決勝戦の終了を待たずにエンリケ監督は退任が決まっていた。
過去にはスペイン1部の強豪FCバルセロナなどの監督を率いてきたエンリケ監督は、イングランド1部プレミアリーグなどの高いレベルで監督業に復帰することを希望しているという。一方で、そのエンリケ監督にオファーを出したのはポーランド代表を含むわずかなチームだったようだ。
ポーランド代表の監督人事は、自国のリーグで優勝4回の実績を残して今季から浦和レッズを率いるマチェイ・スコルジャ氏も候補に挙がったとされるなかで、カタールW杯後にポルトガル代表監督を退任したフェルナンド・サントス氏に新指揮官が決まって今月の国際Aマッチウィークから活動している。
現状、エンリケ氏は次のチームが見つかっていない状況だが、自身の納得する高いレベルで戦えるチームからのオファーが届くのか、新シーズンに向けて動向が注目される1人だ。(FOOTBALL ZONE編集部)