【米大リーグ】ブレーブス5-4ドジャース(日本時間18日/アトランタ)
ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第2戦が行われ、ブレーブスが2試合連続のサヨナラ勝ちで連勝を飾った。この試合、解説を務めた元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏が、投手の一塁送球におけるイップスについて自身の経験を語った。
【映像】アンダーハンドで一塁に送球するブレーブス・アンダーソン
ブレーブスの先発は、昨年ルーキーながらポストシーズン4先発で2勝0敗、防御率0.96という数字を残したアンダーソン。2回のドジャースの攻撃で、打席の9番シャーザーが1ストライクからの2球目に手を出すと、止めたバットに当たった打球がピッチャー前に転がった。アンダーソンはこの打球を一度取り損なったが、すぐに捕球し直すと、オーバーハンドではなくアンダーハンドで一塁に送球しアウトとした。
マウンド付近からという長めの距離だったにもかかわらず下から投げたアンダーソンを見て、実況の熊谷龍一アナが「メジャーを見ていると、こういう一塁に投げにくそうなピッチャーを目にすることがありますよね」と言うと、五十嵐氏も「そうですね。1塁ベースに走って行ってからトスするピッチャーもいる」と同調。そのうえで「僕も一時期ありましたよ。一塁に投げられないときが」と自身を振り返った。
「普段全力でキャッチャーに投げていると、軽く投げられないことがある」と明かした五十嵐氏は、ピッチャーゴロでも山なりの送球をしていたことがあるそう。それを見て「ちゃんと投げろ」と怒られたこともあったそうだが、「そう言われてちゃんと投げておかしくなっちゃうケースが多いんで、僕は『アウトに取ったんだからいいだろ』と若い頃から言ってましたね。自分のタイミングがおかしくなって、イップスになるのが嫌だったので」と持論を展開した。
イップスは精神面の影響によるところが大きいため、五十嵐氏は「送球エラーしたところでたかがエラーだ、エラーの失点は自責点にはならない、それくらい楽な気持ちでいたほうが精神的に追い詰められない。僕はそう言い聞かせてやってました」と経験を語る。さらにイップスの克服方法に話が及ぶと、「内野手、例えば二塁手がイップスになったった場合、日本だとひたすらセカンドゴロの練習をやらせて何度も一塁に投げさせる。投げて覚えさせるんですが、アメリカだと外野の練習をやらせるんですよ。本来できることであり、できないわけがないことなので、それを繰り返すのではなく違う練習をやらせるんです」と日本とメジャーの違いについて言及していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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