アニメ『薬屋のひとりごと(くすりやのひとりごと)』は、後宮を舞台に「毒見役」の少女が、さまざまな難事件を解決していく痛快な謎解きエンタテインメントです。原作は日向夏氏による同名小説。コミカライズもされていて人気の作品がアニメ化されるということで、注目を集めています。
この記事ではアニメ『薬屋のひとりごと』の放送開始日、声優や制作会社などの情報をまとめました。あわせて原作のどこまでがアニメ化されるのかも予想しています。
目次
- アニメ『薬屋のひとりごと』とは
- アニメ『薬屋のひとりごと』はいつから放送?放送局は?
- アニメ『薬屋のひとりごと』の動画配信はある?
- 全何話?原作のどこからどこまでがアニメ化される?
- 出演する声優は?
- アニメ『薬屋のひとりごと』のスタッフは?
- アニメ『薬屋のひとりごと』先行上映会が映画館で実施!
- まとめ
アニメ『薬屋のひとりごと』とは
主人公は、大国の後宮で下女として働くことになった猫猫(マオマオ)。もともと花街の薬師だった猫猫は、薬と毒への興味ばかり強くて人への関心は薄く、女たちの噂と陰謀が渦巻く後宮では浮いた存在です。
猫猫は、とにかく目立たないように年季明けまでやり過ごそうとしていましたが、帝の御子たちが次々と病にかかる事件にかかわったことで、美形の宦官、壬氏(ジンシ)の目に止まり、寵姫の毒見役に抜擢されます。その後も猫猫は、壬氏からさまざまな面倒事を押し付けられ、薬師としての知識と深い洞察力をもって解決していきます。
アニメ『薬屋のひとりごと』の原作は、日向夏氏が小説投稿サイト『小説家になろう』で連載していた同名作品を加筆・修正して出版された小説版です。スクウェア・エニックスと小学館から、それぞれ漫画版も発売されていて、シリーズ累計2100万部を突破する人気作品となっています。
アニメ『薬屋のひとりごと』はいつから放送?放送局は?
2023年2月16日にアニメ放送決定が報じられた『薬屋のひとりごと』ですが、2023年8月25日、初回放送日時が2023年10月21日(土)25時05分~となることが発表されました。また、初回は3話一挙放送となります。
放送局は?
放送局は日本テレビ系にて順次全国放送となっています。また「各放送局でのスケジュールは別途告知予定」とのことから、地域によっては放送曜日や時間が異なる可能性がありそうです。
第4話以降の放送は何曜日?
2回目以降の放送、つまり第4話以降の放送曜日や時間については現在のところ明らかになっていません。第1話と同じであれば毎週土曜25時05分~となりますが、第1~3話が一挙放送のための特別編成と考えると、時間や放送曜日自体が異なる可能性もあります。
例として、同じく2023年秋に日本テレビ系での放送が予定されているアニメ『葬送のフリーレン』では、初回が金曜ロードショー枠で放送されたのち、以降「新アニメ枠で放送」とアナウンスされています。
いっぽうで日テレの毎週土曜25時台は2023年8月現在、アニメ『EDENS ZERO』2期が放送されている枠でもあります。既にアニメを放送する時間帯となっていることを鑑みると、後番組という形で毎週土曜25時台の放送枠となることも考えられます。
アニメ『薬屋のひとりごと』の動画配信はある?
放送時期や放送局の発表とともに、各種プラットフォームにて配信されることも明らかになりました。具体的な配信サービス名は発表されていませんが、新作アニメを多く配信するABEMA(アベマ)、dアニメストア、Amazonプライム・ビデオ(アマプラ)、U-NEXTなどが候補として考えられます。
無料配信はある?
無料配信についても、公式からはまだ発表されていません。ただ、近年の新作アニメは、ABEMAが新作の無料放送を行うケースが多いです。アニメ『薬屋のひとりごと』も、ABEMAでの配信が実施されるのであれば無料で視聴できる可能性が高いでしょう。
全何話?原作のどこからどこまでがアニメ化される?
初回放送日の解禁に合わせ、『薬屋のひとりごと』が2クールにわたっての放送となることも発表されました。特に「分割」といった但し書きがない点から、おそらくは連続2クール放送ではないかと思われます。その場合、放送期間は2023年10月から2024年3月まで、放送話数は全24~26話になると予想されます。
原作のうちアニメ化される範囲については、現在明らかにされていませんが、すでに公開されているティザービジュアル&プロジェクトPVからある程度は推測できます。
映像で描かれていたのは、園遊会で猫猫が毒見をする場面や、猫猫と思われる少女がさらわれているところ、梨花(リファ)妃の看病をするシーン、式典中の壬氏のもとへ猫猫が走るところなどです。少なくとも、これらにまつわるエピソードはアニメ化されると思われます。
このティザービジュアル&プロジェクトPVで、もっとも物語が進んだシーンとしては、猫猫と縁のある花街の妓女が身請けされたところまでが確認できました。原作小説ですと、2巻までの内容となります。
一見少ないように思えますが、描かれるエピソードも多く、物語としてはかなりのボリュームがあります。そのため、1・2巻に収録されているすべてのエピソードがアニメ化されるかはわかりません。
出演する声優は?
出演声優は現在、主人公の猫猫役、および美形の宦官・壬氏役の2名が発表されています。猫猫を演じるのは、『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役、『幼女戦記』ターニャ・デグレチャフ役を演じる悠木碧(ゆうき あおい)さんです。2011年度の第6回声優アワードで主演女優賞も受賞、アーティストとしても活動しています。
アニメ『薬屋のひとりごと』の公式サイトで悠木さんは「皆さんの期待を裏切らない、とても美しい世界になっていると思います。そんな華やかさの中で、地に足をつけて逞しく生きる猫猫をしっかり演じていきたいです」と、意気込みをコメントしています。
壬氏役は大塚剛央(おおつか たけお)さんが務めることが、2023年7月7日に明らかになりました。大塚さんの代表作は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ラウダ・ニール役や『【推しの子】』アクア役などです。
キャスト発表に際し大塚さんは、「既に作品をご存知の方、またこれから新しく出会う方に『薬屋のひとりごと』を楽しんでいただける、その一助となれるよう、精一杯、壬氏を演じさせていただきます」とのコメントを寄せています。
アニメ『薬屋のひとりごと』のスタッフは?
アニメ『薬屋のひとりごと』の制作スタッフは下記のとおりです。
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼範裕
副監督:筆坂明規
キャラクターデザイン:中谷友紀子
色彩設計:相田美里
美術監督:高尾克己
CGIディレクター:永井有
撮影監督:石黒留美
編集:今井大介
音響監督:はたしょう二
音楽:神前暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:『薬屋のひとりごと』製作委員会
監督の長沼氏は、『魔法使いの嫁』『劇場版 弱虫ペダル』(2015)でも監督を務めています。TOHO animation STUDIOとタッグを組むOLMは、『古見さんは、コミュ症です。』を制作した制作会社で、『オッドタクシー』をP.I.C.S.と共同制作しています。キャラクター原案のしのとうこ氏は、小説版のイラストを担当するイラストレーターです。
アニメ『薬屋のひとりごと』先行上映会が映画館で実施!
放送に先駆け、2023年10月1日(日)に全国4か所の映画館で、第1~3話の先行上映会が実施されます。実施する劇場はTOHOシネマズ日比谷、池袋、梅田、天神。日比谷では舞台挨拶も開催され、猫猫役・悠木碧さん、壬氏役・大塚剛央さん、長沼範裕監督が登壇します。なお池袋、梅田、天神でも、舞台挨拶の模様を中継で見られます。
まとめ
アニメ『薬屋のひとりごと』は、初回放送が2023年10月21日(土)25:05~に決定、一挙3話放送となることが発表されました。放送期間は2クールとなります。またネット配信も実施される予定です。
具体的な放送局や配信プラットフォームなどの情報が入り次第、本記事を更新してゆきます。
(C)日向夏・イマジカインフォス/『薬屋のひとりごと』製作委員会