どうした大谷翔平好調から一転急ブレーキで14打席ノーヒットエンゼルスはトラウトの先制2ランなどで3連勝

【MLB】マリナーズ0－4エンゼルス（6月19日・日本時間20日／シアトル）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、4打数無安打1三振に終わった。前日のダブルヘッダーと合わせて3試合ノーヒット。6月は月間打率が一時3割を超えるなど、はっきりと打撃の調子が上向いていたが、14打席連続で快音から遠ざかることになった。なおチームは主砲トラウトの3試合連続となる21号2ランなどで3連勝を飾った。

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　大谷は前日のダブルヘッダーで合計9打数無安打。それでも勢いも角度もある打球を連発し、3打席連続で飛距離100メートル超の大飛球を放つなど、今季14号が出るのも時間の問題といった状況だった。この日の試合でも第1打席からセンターフライ、センターライナー、レフトフライと、不振時に見えるような引っ掛けたゴロアウトはゼロだったが、フェンス間際まで飛ぶほどの当たりはなく、第4打席は空振りの三振。6月17日（日本時間18日）までに自己最多タイとなる11試合連続安打を記録していたことを考えれば、急ブレーキとも思える結果が並んでいる。

　大谷が苦しむ中、打線では主砲トラウトが奮闘している。この日も3試合連続、メジャーではジャッジに4本差に迫る2位の21号2ランを放つと、今季ブレイクしたウォードにも当たりが戻り3安打。1番ウォード、2番トラウトの2人が打線を引っ張る形になった。2人が不振、さらには故障で離脱していた際、代わって大谷が踏ん張っていただけに、2人が調子を上げてきた今、なんとかこの流れに加わりたい。

　チームは3連勝を飾り、69試合で33勝36敗と、借金も3まで減ってきた。ア・リーグ西地区で2位に再浮上したが、首位のアストロズまでの差は大きく、今季は早くもワイルドカードでのプレーオフ進出を狙う様相になっている。シーズンをできるだけ長く戦いたい大谷にとっても、どれだけ早く復調のきっかけをつかめるか。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）