VfBシュツットガルト所属の日本代表DF伊藤洋輝(23)は27日、キリンチャレンジカップ・エクアドル戦でフル出場。FIFAワールドカップ・カタール大会の代表メンバー入りが期待される中、チームメイトのMF遠藤航(29)やアイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)とともにドイツメディアから高い評価を受けている。

 伊藤洋輝は今年6月2日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦で日本代表デビューを飾り、キリンカップサッカー・ガーナ戦やチュニジア戦でも出場。森保一監督へのアピールに成功すると、今月23日のアメリカ戦でも後半45分間センターバックとしてプレー。エクアドル戦ではセンターバックや左サイドバックのポジションでプレーし、身体を張った守備で相手攻撃陣の前に立ちはだかった。またVfBシュツットガルトでは今季ここまで公式戦全試合でフル出場。3バックの一角で定位置を掴んでいる。

 ドイツ紙『キッカー』は28日、ドイツで活躍する一部選手のパフォーマンスを査定。「エクアドル戦で途中出場して攻撃に変化をもたらした鎌田大地と、守備的MFとして強力なタックルでチームに落ち着きを与えた遠藤航は特筆に価する」と2選手を絶賛している。

 そして伊藤洋輝については「彼はセンターバックと左サイドバックで自分自身のクオリティを存分に発揮した」と評価。し烈なカタールW杯メンバー枠争いが繰り広げられる中、メンバー入りへアピールに成功したとの見方を示した。

 なお『キッカー』は3選手の他にも「堂安律は右サイドハーフで2試合プレーしたほか、田中碧はエクアドル戦に出場。ダブルボランチの一角でプレーした」と、SCフライブルク所属MF堂安律(23)とフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧(23)にも触れている。