将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」で、今年度から新設された個人賞の大予想大会の模様が4月5日に放送された。芸能界屈指の将棋ファンとして知られるSKE48鎌田菜月は、サバンナ高橋茂雄とタッグを組み「芸能界アベトナサポーター軍」として出演し、個人賞5部門の受賞者を予想。しかし、対する「占い軍」の占い師・Love Me Do（ラブ・ミー・ドゥー）の回答に「この根拠には負けたくないですね！」とバチバチの対抗意識を燃やしていた。
【映像】占い師Love Me Doにツッコミを入れる鎌田菜月
個人賞予想大会では、「最多賞」「最高勝率賞」「最多対局賞」「予選最高成績賞」「敢闘賞」5部門の獲得棋士を予想。芸能界アベトナサポーター軍、占い軍、元奨励会コンビ、記者コンビがそれぞれの知見から回答を導き出した。
最多賞部門では、人気占い師のLove Me Doが占星術を用いて藤井聡太竜王（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20）の受賞を予想。「2023年のかに座はネットワークを大切にしたり、多くの人と関わる運勢。最多賞ということで、一番多くの人と関わるかに座の中から選ぼうと思った」とコメントし、藤井竜王の誕生日が今年のラッキーナンバーを含んでいることも理由、とした。
これに対抗心を燃やしたのが鎌田だった。藤井竜王と同郷の愛知県瀬戸市出身のアイドルで大の将棋ファンとあり、「藤井先生なので、ありえるんですけど…」と同意しながらも、「この根拠には負けたくないですね！なんだか複雑な気持ちです」と苦笑い。占い結果には負けられない！と奮起し、チームを組むサバンナ高橋と佐々木勇気八段（28）の回答を記した。佐々木八段は、持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで豊富な経験を持ち、公式戦でも順位戦A級への昇級を決めたばかり。今期は、渡辺明名人（38）からドラフト1位指名を受けてチーム渡辺からの参戦が決まっている。鎌田とタッグを組むサバンナ高橋からは「長い戦いで心が折れてくるときに、みんなと楽しく過ごしている姿が目に浮かびます！」と“推しコメント”が寄せられていた。
果たして最多賞受賞者は、占い軍予想の藤井竜王か、芸能界アベトナサポーター軍予想の佐々木八段か、はたまた他の棋士が輝くのか。約5カ月間に渡る「ABEMAトーナメント2023」の熱き戦いから目が離せない。
◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
