「薬屋のひとりごと(くすりやのひとりごと)」は、薬師の少女・猫猫(まおまお)が、陰謀渦巻く大国の宮廷にて、薬と毒の知識をもって事件や謎を解決していく後宮謎解きエンタテインメントです。
【動画】猫猫が色っぽく壬氏におねだりする1期最終話(19分50秒ごろ~)
小説投稿サイト「小説家になろう」にて日向夏氏により連載中の作品をもとに、加筆・修正を加えたライトノベルがヒーロー文庫(主婦の友社)より出版され、これが後述するアニメや漫画版の原作となっています。スクウェア・エニックスと小学館の2社よりそれぞれ漫画版も制作され、シリーズ累計発行部数は3800万部を超える人気作です。アニメ第1期は2023年10月より連続2クールにて放送され、2025年の第2期放送も発表されています。
この記事では、スクウェア・エニックス版「薬屋のひとりごと」の作者(作画)・ねこクラゲ氏をピックアップ。ねこクラゲ氏のプロフィールやおもな過去作品、SNSの投稿などについて解説します。
目次
- 「薬屋のひとりごと」とは
- ねこクラゲ氏のプロフィールは?
- ねこクラゲ氏のおもな過去作品は?
- 「薬屋のひとりごと」漫画版の作者・ねこクラゲ氏のSNSはある?
- 「薬屋のひとりごと」コミカライズの作者・ねこクラゲ氏のまとめ
「薬屋のひとりごと」とは
「薬屋のひとりごと」は、花街で薬師をしていた主人公の猫猫がひとさらいにあい、後宮で働くことになったところから物語が始まります。薬と毒にしか興味がない猫猫は、下女として働きながら、目立たぬように年季明けを待っていました。しかし、持ち前の好奇心から帝の御子の連続不審死事件の原因を究明し、妃に匿名で解決方法を知らせたことをきっかけに、美形の宦官・壬氏(じんし)の目に留まります。
猫猫は帝の寵妃の毒見役に抜擢され、侍女としての仕事に加えて、壬氏からやっかいな相談事も持ちかけられます。知識が豊富で洞察力の鋭い猫猫は、人々の思惑と陰謀の渦巻く宮廷で、さまざまな事件や謎を解決していくことになります。
「薬屋のひとりごと」の漫画版は2種類
「薬屋のひとりごと」は、日向夏氏によるヒーロー文庫のライトノベルを原作に、異なる出版社から2種類の漫画が発売されています。ねこクラゲ氏は、スクウェア・エニックス版の作画を担当しています。
・スクウェア・エニックス版「薬屋のひとりごと」
掲載誌:月刊ビッグガンガン 作画:ねこクラゲ 構成:七緒一綺 既刊:14巻
・小学館版「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」
掲載誌:サンデーGX 作画:倉田三ノ路 既刊18巻
ねこクラゲ氏のプロフィールは?
ねこクラゲ氏は、熊本県上天草市の出身で、7月30日が誕生日です。福岡デザイン&テクノロジー専門学校を卒業しています。
2009年に「月間ガンガンJOKER」7月号にて、第一回「月例ガンガンJOKER新人マンガ賞」の佳作を受賞。その後は、ニコニコ動画のゲーム実況関連の漫画イラストや、同人誌U-cafe 出版事業部「U-cafeX」に、小説の挿絵や漫画などを掲載していました。2010年に「第二回スクウェア・エニックス 戦・漫画大賞」で準大賞を受賞し、連載作品をもつようになります。
ねこクラゲ氏が絵を描くようになったのは、小学生のときだったそうです。夏休みの自由研究で野良猫の観察日記をつけたことをきっかけに、猫をキャラクター化して描くようになったとのこと。中学生のころから三国志の関連書物を読み、小説家の伴野朗さんの作品に影響を受けたと語っています。ほかにも、イラストレーターの河合ひとみさんも、影響を受けたクリエイターの1人として名前を挙げています。
プライベートではモーニング娘。のファンで、昔から活動をチェックしているとのこと。ライブにも参加しているようです。
ねこクラゲ氏のおもな過去作品は?
これまでにねこクラゲ氏が発表している、おもな作品は以下のとおりです。
読切
・「剣の詩 筆の詩」
掲載:ガンガンONLINE 発表年:2010年
連載
・「曹植系男子」
掲載:ガンガンONLINE 発表年:2011~2012年 既刊:全2巻
・「薬屋のひとりごと」
掲載誌:月刊ビッグガンガン 発表年:2017年~ 既刊:14巻
アンソロジー
・「革命機ヴァルヴレイヴ」アンソロジーコミック
・青鬼 闇蘇露編
・月刊少女野崎くん アンソロジー
「薬屋のひとりごと」漫画版の作者・ねこクラゲ氏のSNSはある?
ねこクラゲ氏はブログ等は解説しておらず、SNSはX(旧Twitter)のみ、ねこクラゲ氏のアカウントを確認できています。
こちらでは、単行本発売のお知らせや日常的な投稿のほか、「薬屋のひとりごと」のキャラクターイラストも見られます。ねこクラゲ氏は3匹の猫を飼っていて、家の中に猫がいる様子の写真もよく投稿されています。
ねこクラゲ氏は男性?女性?
ねこクラゲ氏は女性です。過去には、同性限定でアシスタントが募集されたことがありました。Xの投稿では、ねこクラゲ氏の姿が写ることはめったにありませんが、ネイルをした手元の写真が投稿されています。
ねこクラゲ氏の素顔は?顔出ししてる?
ねこクラゲ氏は、Xやインタビューなどで顔を出していないようです。Xでは家の中の猫の様子や、食事の写真などがたびたび投稿されますが、ねこクラゲ氏の顔は確認できていません。手や足などの部分的な姿も、ほとんど写ることはありません。
脳動脈瘤の発見を報告
2024年3月26日、ねこクラゲ氏は脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)が発見されたことをXに投稿しました。「すぐに危険な状態とかではなさそうなので大丈夫」とコメントしています。
「薬屋のひとりごと」コミカライズの作者・ねこクラゲ氏のまとめ
ねこクラゲ氏は、スクウェア・エニックス版の漫画「薬屋のひとりごと」の作者です。2010年の受賞をきっかけに連載作品を持つようになりました。以降、読切作品やアンソロジーへの寄稿を経て「薬屋のひとりごと」コミカライズの担当となっています。
Xでは、日常的な投稿も頻繁にされていますが、顔や姿は明かされていません。「薬屋のひとりごと」のキャラクターのイラストが投稿されることもあるので、気になった方はねこクラゲ氏のXアカウントもチェックしてみてはいかがでしょうか。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
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