■「『男女の分断』にしているだけで、実際は“四つ巴”でモメている」
シェリー氏は、「トランプ氏は次々と新しい人事案を出しているが、最終的に実現する可能性は高い。駆け引きの中で懸念はたまり、逆にそれをあおっている節もある。トランプ氏の勝利で、男性支持者が調子に乗って、『お前の体は俺のもの』とSNSで拡散している」として、対抗手段としての4B運動に理解を示す。
一方で、ジェンダー問題などに詳しい研究者の山内萌氏は、トランプ氏の「女性を守る」発言について、「フェミニズムでは“家父長制的なイデオロギー”と言われる。男性が妻や娘を“上から目線”で守ろうとする価値観だ」と分析した上で「(4B運動において)『恋愛している』『結婚したい』といった女性が、どこまで想定されているかは疑問だ」とも語る。「女性の社会的地位を上げても、年収や生涯賃金が急増するかと言えば別問題だ。男女で立場が違う現状で、真の男女平等は難しい。いかに両者が分断せず、互いの状況を理解して話すことが理想であるが、難しい」
EXITの兼近大樹は「わかりやすいから『男女の分断』にしているだけで、実際は男女ともに保守とリベラルがいて、“四つ巴”でモメている。また、男女どちらにも“強者”と“弱者”が入り組んでいる。現状では、あまり『男女の分断』と言わない方がいい」とまとめた。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・「ABEMA NEWSチャンネル」知られざる番組制作の舞台裏