テレビ朝日外報部デスクの中丸徹氏が、トランプ大統領就任式の参加者から見える本音と建て前について解説した。
トランプ氏が壇上で、「この瞬間からアメリカの衰退が終わる。米国市民にとって開放の日だ」と語ると、多くの参加者やペロシ元下院議長が立ち上がって拍手を送るなか、演説に納得がいかない様子を見せた前大統領ジョー・バイデン氏と前副大統領カマラ・ハリス氏。
客席には、特等席にXのイーロン・マスク氏、Googleのスンダー・ピチャイ氏、Amazonのジェフ・ベゾス氏、Metaのマーク・ザッカーバーグ氏らGAFAのトップたちが並び、1列後ろにはAppleのティム・クック氏の姿も見られた。
中丸氏は、「トランプ氏が重要視しているのはお金」とし、マスク氏を除く4人がそれぞれ100万ドル(約1億6000万円)を寄付したことに注目。「この金額が揃っている点がポイント」と指摘した。
各国の要人も参加するなか、岩屋毅外務大臣は比較的前方の席に座っており、中丸氏は「けっこういい席を用意してもらっている」とコメント。
メラニア夫人はつばの広い帽子で登場。式典中にトランプ氏が夫人にキスを試みるも、帽子のつばに阻まれて失敗し「キスを防げる帽子」と話題になった。
中丸氏は席次について、トランプ氏を正面に見て、右側にはバイデン氏やハリス氏など民主党系、左側にはバンス副大統領ら共和党系が座っており、同じ左側にマスク氏らが配置されていると説明。また、「企業の人がこの位置に座るのは異例で、特別待遇と言える」と評価し、特にマスク氏については「トランプ氏のお気に入りで『影の大統領』とも言われている」と解説した。
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