■地方にやりがいを見つけた女性とは
地方で新たなやりがいを見つけた若い女性もいる。大阪出身のまみこさんは、大学時代に観光大使を務めた兵庫県豊岡市に移り住んだ。平安時代以前からの歴史がある、城崎温泉がある地域だ。大阪の大学を出た後、一旦はそのまま大阪の着物屋に就職したものの、1年半で退職。ライバーとして2年間活動すると「地域おこし協力隊」の制度を使って移住。現在は浴衣レンタル店「Yukata mamire」を運営している。
まみこさんは「地域おこし協力隊制度は、起業したい若者にとってはすごくいい。当時ライバーをやっていて、スマホ1台あればどこでも仕事ができたので、好きな地域に住もうと思った。もともと城崎温泉の観光大使もしていたし、温泉が大好きだったこともあり、浴衣のビジネスもしたかった。ちょうど城崎が『浴衣の似合う街』として知られているので、移住した」と、経緯を説明した。
“男性社会”という雰囲気とともに、地方ならではの住みにくさもある。「移住してびっくりしたのはプライバシーがないこと。小さい町なので、町の人は私の住所も知っているし、プライベートな情報もすぐ知られてしまう。私は大丈夫だが、特に女性は気になるところ」。都心部のようにオートロックのかかるマンションがあるわけでもなく、空き家や古民家に住む人も多い。空き巣などの被害が多いかといえば、町の人々がそれぞれ見張りをしているため「治安はすごくいい」と思う一方、常に誰かに見張られているような感覚もあるという。それでも、城崎がある豊岡市では若者の移住が増えているとし「どんどん新しい店もできていて、明らかに町の風景が変わっている。地方創生はなかなか結果を出しにくいけれど、変わっているところもあることはお伝えしたい」と語った。
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