「中国に親しみを感じない」=84.7%…要因は“日中GDP逆転”と“大国外交”? ABEMAヒルズ 2025/03/14 06:00 拡大する 先月、内閣府は「中国に対する親近感」の調査結果を発表した。 去年は少し改善したものの「親しみを感じない」=84.7%。一方で中国に対して「重要だと思う」=70.2%という結果に。 グラフを見ると2003年ごろは「親しみを感じる」が5割程度だったものがなぜここまで下がったのか? 千葉大学客員教授で中国の政治・社会・文化などの取材を行う高口康太氏は「これは天安門事件が影響したとか、歴史教科書問題、靖国参拝問題とか、2000年代中盤の問題が影響したとよく言われるが、個人的に注目しているのは親近感が逆転したのが2010年前後であることだ。これは日中のGDP逆転の時期とぴったり一致しており、今まで日本人は中国に対してちょっと自分たちが上という、経済は上とか、あるいはGDPで負けても技術は上だと思っていたのが、どんどんと差をつけられていく中でイライラしていく、思いが募るっていうのは数字に表れているのでは」と分析した。 続きを読む 関連記事