■育児のうつ、どう対策すべきか
では、父親・母親の区別なく悩まされる育児のうつは、どう回避すればいいのか。平松さんはNPO法人である「ファザーリング・ジャパン」というコミュニティに属することを選択した。「僕が育休を取った6、7年前に、男性で1年間育休を取っている人なんて、ほとんどいなかった。その人間のことをわかってくれるコミュニティが当時は、あんまりなかった。今だと結構、ネット上にもたくさんあるから、そういうところに最初から入っていて、つらい時にちゃんとつらいと言えていたら、ちょっとは違ったと思う」。
また平野氏は、育児を夫婦だけで全て対応しようと考えすぎない方がいいと呼びかける。「新生児がいたら、仕事をして育児をして自分の時間を確保して(夫婦分)×2は、まず無理。親2人だけで育児しようねという文化を最もどうにかすべきだ。家庭内に育児を閉じ込めないでほしいし、企業や行政など、いろいろなコミュニティがそこに入っていくことの価値を、ちゃんと作っていってほしい」。
また、いざ子どもが産まれた後から考えるのではなく、妊娠期から備えることの重要性も伝えた。「産後に、明日誰かに話を聞きたい、コミュニティを作りたいといってもできない。妊娠期からそういうものを作っていくことで、産後に困った時にすっと頼れるという構図が出来上がっていく。この準備も特に男性はまだまだ甘くなってしまっている部分が多い」。
(『ABEMA Prime』より)
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