「移設・転用を考えているため、常設の30年とか80年とか立ち続ける建築と同等の基準で設計している。ひとつ一つのトイレを独立して作らなければならず、そうすると鉄骨の構造体やコンクリートの基礎、設備配管、下水、電気配線などには常設と同等の金額がかかり、削るところがあまりない」(米澤さん)
2億円と言われた予算には、個室をばらして独立できるように配管が設置されていることや、万博で使用後に解体する費用なども含まれているという。それでも批判が相次いだため、可能な限りの減額を検討し、予定工事費を解体費込みで1.5億円にまで引き下げていた。
「仮設トイレでもいいのでは」といった声もあるが、米澤さんは「万博は夢と希望があるものだと信じている。もしよければ会場に足を運び、他の設計者が設計した優れた面白いトイレが多いので、さまざまなトイレをめぐってみて、実際体験してみてもらえると良いなと思っている」と呼びかけた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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