【MLB】ダイヤモンドバックス 5—3 ドジャース(5月8日・日本時間9日/アリゾナ)
リードを許した9回表、絶体絶命の場面で打席に立った大谷翔平投手が、右中間へ今季11号となる特大アーチを放ち、ダイヤモンドバックスに一矢報いた。解説を務めた元メジャーリーガーの川上憲伸氏は、このバッティングを“ヒットの延長”によるホームランと称賛した。
大谷が本塁打を放ったシチュエーションは、スコア2-5と3点のリードを許した9回表、2アウト走者はなし。たとえホームランが出ても点差は2点なので、セオリーで言えばまずは「出塁する」ことが優先される場面だった。
事実、大谷がホームランを放った直後、打席に立ったベッツがセンターフライに倒れ、ドジャースは大谷の本塁打もむなしく3-5で敗戦している。ただ、この日ABEMAで解説を務め、2009年からの2年間、アトランタ・ブレーブスでプレーした経験を持つ川上憲伸氏は大谷の本塁打を決して「強引なバッティングではない」と指摘した。
「気分はセンター方向~逆方向への意識から結果的に引っ張っている。完全に強引なバッティングではない。まさにヒットの延長がホームラン」(川上氏)
センター中心の当たりは“好調の兆し”か

