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 藤井名人は「相矢倉自体公式戦で指すのはかなり久しぶりだったので、全体を通して距離感をつかむのが難しかった」と総括したものの、終わってみればABEMAの「SHOGI AI」グラフが美しい弧を描く“藤井曲線”が出現。視聴者からも「恐ろしいほどの藤井曲線」「どうすれば藤井聡太に勝てるのか」「美しい藤井曲線」「今の藤井は敵無しだな」とのコメントが押し寄せることとなった。

 本局の解説を務めた藤井猛九段(54)と斎藤明日斗六段(26)は、終盤で藤井名人が見せた一瞬の間合いに着目。相手からの攻め込みを警戒する局面でも、それを恐れずに先手包囲を狙う鮮やかな一手に、斎藤六段からは「この切り替えは普通の棋士にはできない」と感嘆の声が漏れた。さらに、藤井九段は「指されてみたら激痛。いきなり本陣に火がついて、受けがないというくらいスピードの速い一手だった」とし、その価値の高さを力説していた。

どんな一局だった?藤井九段が総括“関西空港対局”
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