本シリーズでは前局でも千日手が成立し、指し直し局では永瀬九段が粘り勝ちで初白星を飾っている。異例の2局連続千日手となるのか、2日目は対局再開直後から目の離せない展開となりそうだ。
午後6時30分、立会人の藤井猛九段(54)が封じ手の定刻となったことを告げると、手番の永瀬九段は10分の考慮の後、封じる意志を示して指し掛けとした。封じ手の考慮時間は48分。第5局はあす30日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
持ち時間は各9時間の2日制。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲永瀬拓矢九段 4時間52分(消費4時間8分)
△藤井聡太名人 5時間12分(消費3時間48分)




