前局では、千日手指し直しの末に挑戦者の永瀬九段が番勝負初勝利を飾った。藤井名人は過去に出場したタイトル戦において、シリーズで連敗したのは昨年の第9期叡王戦五番勝負で伊藤匠七段(当時)のみ。絶対王者の藤井名人が連敗を許さず、この古河の地を防衛3連覇達成の地とするのか、永瀬九段が名人奪取への望みをつなげるのか。
注目の一戦は終盤の入り口ながら、形勢に大きな差はなく依然として互角のまま。ABEMAの中継に出演した増田康宏八段(27)は「お互いに自信を持っていそうな珍しい光景。いずれにしても勝負はここから。進んでいくので面白い展開になると思う」とコメントしており、今後の展開から目が離せない。
【午後7時頃の残り持ち時間】
藤井聡太名人 1時間48分(消費7時間12分)
永瀬拓矢九段 1時間7分(消費7時間53分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)




