この結果、伊藤叡王がタイトル初防衛を達成。伊藤叡王は前年の藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、22)との叡王戦に続き、2期連続のフルセットで勝利を飾りタイトルを手にした。
大熱戦を制した伊藤叡王は、「中盤あたりから苦しい時間が長かった。秒読みになってから難解な局面が続き、なかなか判断できないまま指していた」と一局を総括。ホッとした表情も見せる場面もあったが、(初防衛については)全く実感はない」とコメントした。
一方、斎藤八段は「今日の対局はうまくいったと思い、もしかしたらタイトルが近いかなと感じてしまったが、伊藤叡王の粘りに決め手が見えなくなってしまった。やはり将棋は終盤だと思いましたし、悔しい」と正直な胸の内を明かした。
今期の叡王戦では、前期の五番勝負で伊藤叡王に敗れタイトルを失った藤井竜王・名人が挑戦者決定本戦トーナメントから出場。挑戦権獲得と再びの八冠制覇に向けて大きな注目が集まっていたが、準決勝で糸谷哲郎八段(36)に敗れベスト4で敗退していた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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