イランとアメリカによる核開発についての交渉が難航し、軍事行動の緊張感が高まっていた中、イスラエルが突如イランの核施設を空爆した。イスラエル軍は、イラン軍高官らを殺害したと発表。イランも無人機で報復攻撃を行うなど、大規模な衝突に発展する恐れもある。なぜこのような事態になったのか。国際政治学者の舛添要一氏が解説した。
6月13日、イスラエルがイランへの空爆を開始。核関連施設を攻撃対象とし、イランのメディアによると、イラン軍高官のほか、核開発に携わっていた科学者6人が死亡した。
首都テヘランへの空爆では、住宅地が被害にあい、複数の子どもが死亡したという。この攻撃にイラン最高指導者のハメネイ師「この攻撃により、イスラエルは自らを苦い運命に落とし込んだ。必ず、その報いを受けるだろう」と報復を宣言。
イスラエル軍によると、イランから100機以上のドローンが発射され、「すべて迎撃」したと発表された。
イラン攻撃の前日の出来事
