もう一つ関係を悪化させているのが、今回のイランの核開発問題だ。2002年、イランで未申告の核開発が明るみになった。イランは一貫して「平和利用」を主張するが、それに疑いの目を注ぐアメリカなどはイランに経済制裁を実施。
2015年、オバマ政権がEUやロシア、中国とともにイランの核開発を制限する見返りに経済制裁を緩和する「合意」を結んだが、2018年、第一次トランプ政権が一方的に合意から離脱。イランへの制裁を再開し、事実上の対イラン原油取引禁止措置を講じたことでイランも核開発を再開させた
なぜ、イランは合意しないのか。舛添氏は「ウクライナの二の舞にならないか慎重になっている」と分析する。
イランはイスラエルを国家として認めていない
