網膜色素変性症は、網膜の光を感じる細胞が減り、視力を失っていく難病だ。慶応義塾大学 医学部の栗原俊英准教授は「現状においても有効な治療法や予防法は明確でない。世界各国で取り組んでいますが―」と語る。
慶応義塾大学で研究中の「光遺伝学」の技術を使った治療。ある遺伝子を組み込んだウィルスを目に注射し、網膜に光を感じ取るタンパク質を作ることで再び光を感じられるようにする。近い将来、臨床試験に入る見込みだ。
「日常生活で必要とするような、どこにものがあって、ここにドアノブがある、ここにコップがあるというのが、もう1回再生できるようになるのは目指せるところかなと思っている」(栗原准教授)
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