将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)と挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が激突する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は8月26日、徳島市の「渭水苑」で第5局の対局を開始した。シリーズは、6連覇を目指す藤井王位の3勝1敗で推移。本局が決着局となるのか、前局で待望の初勝利を飾った永瀬九段がまだまだ踏ん張るのか。注目の一戦が始まった。
“真夏の七番勝負”として親しまれている王位戦七番勝負は、後半戦の佳境へ突入。第5局は舞台を徳島市に移して争われる。対局場の「渭水苑」は、約1,000坪を誇る日本庭園を有する料亭で、藤井王位にとっては5度目の来訪となる。
シリーズ3勝を挙げている藤井王位が本局に勝利し、防衛を達成した場合はタイトル獲得数が通算31期となり、渡辺明九段(41)の歴代4位の記録に並ぶこととなる。ここを偉業達成の地とするのか、永瀬九段が連勝で踏ん張るのか、本局の星のゆくえに大きな注目が集まっている。
シリーズの推移を振り返る




