―今年も新たな選手が増えた。注目、警戒している選手はいるか。
石井一馬（EARTH JETS・最高位戦）さんは付き合いも長いですし、本当にライバルと言っていいほどの選手です。あまり勝ってほしくはないですけど、強い姿は見せてほしいなと思います。期待しているのは、常に内容はいいのに勝てない、みたいな。対戦相手としては、同卓している時は勝たないでほしいですけど、常に強い麻雀を見せてほしいと思うんですね、同じ団体の選手として。その上で負けてもらえるといいかな。
―自団体のプロがMリークで活躍するのは嬉しいものか。
嬉しいですね。僕、次で麻雀プロ13年目なんです。12年間、僕を育ててくれた団体・最高位戦、やはりそこの人間には愛着がすごくあるので、この人に勝ってほしいなと常に思っています。個人スコアを見て、同じ団体の選手が上位にいると嬉しいですよ。ライバルですけど、嬉しい気持ちは当然あります。なので、新しく入る最高位戦の選手には頑張ってほしいと思っています。
－ここ1～2年、Mリーグのトレンドは攻撃的な麻雀になりつつある。だが、昨年の上位選手は守備寄りといえば守備寄り。毎年、トレンドは変わっているのか。
僕はそういうものは一切、気にしないでやっていきたいかなと思っています。それは、勝てなくなった時に考えればいい。自分が一番勝ちやすいのはこの麻雀、と思って今まで練習してきたので、それをコロコロ変えるというのは、そんなに簡単にできるものじゃないです。例えば僕が攻撃型にシフトチェンジしたら、やはりずっと攻撃型の人に勝てないですよ。自分のやってきた、これがいいと信じてやってきたフォームを崩さずにしたいですね。
―相手の麻雀が変わっても、対応はしない方がいいのか。
僕は人に対してはめちゃくちゃ対応する。自分の麻雀は変えませんが、自分の麻雀はもともと人に対応する麻雀。受けて、受けて、受けてという感じなので、そこは崩さずにやっていきたいですね。でも、結局は点棒がないと攻めることしかできないので、東場で点棒を持った時はしっかり守り切って、ない時は南場で攻めていく。当たり前ですけど、そういった麻雀になりますね。
―今シーズン、木・金曜日は2卓同時進行になる。
卓がどういう風に並ぶとか、そういうことが全然分からない。やってみないと何とも言えないですよね。入場シーンも変わるでしょうからね。楽しみではあります。ただ心配なのは、フェニックスって元野球部のムキムキのスタッフさんたちが来てくれて、みんなで応援していたんですけど、控室が狭くなっちゃうんですよね。だから、入れなくなっちゃうんですよ。ちょっと応援のパワーが減ってしまうというのは心配しています。
今シーズンの目標はMリーグ 日程
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