将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)に永瀬拓矢九段(33)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は9月9日、東京・千駄ケ谷の「将棋会館」で第6局の対局を行い、手番の永瀬九段が80手目を封じて指し掛けとした。あす10日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
藤井王位の3勝、永瀬九段の2勝と勝負所を迎えている王位戦第6局。本局は本来、静岡県牧之原市での開催が予定されていたが、5日に台風15号の影響で発生した竜巻で大きな被害を受け、同市は開催の辞退を決断。対局会場を「将棋会館」に変更して行われている。
注目の一戦は、角換わり腰掛け銀の出だしからハイスピードで進行。永瀬九段が主導権を握って指し進められ、藤井王位が持ち時間を多く消費する展開となった。しかし、昼食休憩明けには藤井王位が狭い場所に持ち角を打つ意表の一手を放っており、超難解な激戦へ。両者にとって勝負に直結するポイントに突入しており、盤上の緊迫感は最大限に高まっている。
両者の残りの持ち時間をチェック




