立ち合い相手の腕を取りにいったのは康誠。すぐに右に回り込むと、低い姿勢で潜って素早く攻めていった。はたかれても落ちない驚異的な体幹を発揮しつつ、相手に組み止められた康誠は、すかさずまわしを取ってもろ差しに。抱え込まれ苦しい体勢ながら足取りに出るなど攻めの手は緩めなかった。最後は引いて振り回したところ、頭をつけた千代紫龍に攻め込まれたが、土俵際、康誠は俵で堪えて大逆転の投げを決めた。

 決まり手は“網打ち”。日本相撲協会の公式ホームページによれば、決まり手ランキング41位、発生割合0.1パーセントの珍しい捻り手で、「相手の差し手を両手で抱え、体を上手の方に開いて後ろへ振り切るようにひねり倒して勝ちます。きれいに決まると網を引く姿に似ているので、この名前がつきました」という。見事勝利した康誠は5勝目を挙げ、敗れた千代紫龍は3敗目を喫した。

 客席から悲鳴のような歓声も上がった逆転劇に、ABEMAのファンも大興奮。「うわぁぁあいいね!」「なにやった?」「体幹オバケやん」「凄えなあ」「ええ相撲とるねえ」「これは金メダリスト」と驚きや称賛の声が続々と寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)

この記事の画像一覧

2025年11月場所 千秋楽

更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗

ABEMAを大画面で楽しもう

ハイセンス 50V型
ハイセンス 50V型
ネット動画対応 Amazon.co.jp限定
Amazon
シャープ 55V型
シャープ 55V型
AQUOS 4K 液晶テレビ
Amazon
この記事の写真をみる(7枚)