「オイッ!!」

 野太い男性の声が館内に響いた次の瞬間、左上手を取りに行った豊昇龍だったが、琴櫻に右を差されると、一気に寄り切られまさかの2連敗を喫した。一方的な展開に館内は騒然となった。琴櫻は9勝目。

 予想外の展開を受け、実況の藤井康生アナは「国技館は異様な雰囲気です」とポツリ。取組を受け、豊昇龍の立ち合いについて言及したのは、元大関・貴景勝の湊川親方。

「そうですね…ちょっと上手を取りに行くのか、頭から行くのか微妙な立ち合いになってしまった。少し迷っちゃったのかな」

 そのように切り出した湊川親方は「大関は差し方が巧い。少し深めに上手を引きに行くと、スパンと、今日の相撲展開のように差されてしまうので。これは避けたい立ち合いだったと思うのですが、何か、仕切っているときに迷ってしまう要因があったのか…何か考えることがあったのかもしれないですね」と続けた。豊昇龍を撃破した琴櫻に対しては「大関が存在感を示してくれて、本当に嬉しいですね」と話した。

 一方、立ち合いの直前に響いた声については批判の声も。「タイミング悪すぎ」「さすがにヒドイ」「つまみ出せ」「台無しでしょ」といった怒りの声が相次いだ。

 十三日目の全取組を終えて、幕内優勝争いは横綱・大の里(二所ノ関)が1敗で単独トップに立ち、次いで2敗で豊昇龍が、3敗で安青錦と前頭七枚目・隆の勝(常盤山)が追いかける展開となっている。(ABEMA大相撲チャンネル)

2026年1月場所 千秋楽

更新日時:2026/01/25 18:05
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗