日本のひきこもりは特異?「長期化する」「特有の圧力がある」「母子が共依存になり父親を敵視」 外国人目線から考える

ABEMA Prime
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■“ひきこもり=充電期間”?必要な支援は

人数・ひきこもりになった理由など(内閣府調査)
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 厚生労働省はひきこもり支援の考え方として、「ひきこもりは現象や状態像であって、その人そのものではない」「“生きるため”のエネルギーを貯めている『充電期間』と捉えることが大切」としている。

 一方、ローレンス監督は「それはポジティブな見方ではないと思う」との懸念を示す。「インタビューに基づく経験だが、彼らから感じたのは、充電という健康的なものではなく、トラウマに基づいた、長期化すればするほど悪化している状況。“自分たちで良くなっていく”とは思えず、ネガティブな状態だと捉えていた」。

 パントー氏は「『期間』はキーワードだと思う。社会的な隔離、孤独のリスクは医学でも示されていて、長引くと循環機能や脳、寿命にも影響するとされている。病院を受診して社会的な復帰に向かっている人たちは目に触れるが、本当に重症化している人は自宅に行かない限りは見えない」とコメント。その上で、必要な支援の在り方を次のように訴えた。

「母親と子どもが共依存で、『ひきこもってるのはあなたのせいだ』と父親が敵視されることがよくある。そうではなく、『お母さんとお父さん、一緒にあなたのためにここにいるよ』と、2人でアピールすること。本人がいなくても、家族が支援を受けられる場はある。本人が受診する意欲を高めることが大事なので、まず家族がどう接したらいいのかを学んでいただくのは大事なポイントだ。オンライン診療も発展しているが、やっている所とやっていない所でまだ差が激しいので、そういった治療を受けられる医療機関を増やしてほしい」

(『ABEMA Prime』より)

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