【写真・画像】「楽勝かなと…」増田康宏八段が振り返る藤井聡太竜王“伝説の始まり”の一日 「佐々木八段の忠告を聞かなかったことを後悔」 2枚目
拡大する

 増田八段は当時の対局を振り返り、「佐々木八段の忠告を聞かなかったことも含めて、後悔しています。強そうだということを知っていれば、指し方を変えていたかも。僕は後手番だったのですが、上手くやれば千日手になる将棋だったんです。でも、『打開しても勝てるでしょ』とという気持ちでいたんです。それが甘かったです」とコメント。炎の七番勝負は第2局の永瀬拓矢六段(当時)が意地の1勝を飾ったものの、藤井四段は羽生三冠を含む6人の棋士を次々になぎ倒し、“伝説の始まり”をまざまざと見せつける結果となった。

 以降、藤井四段は公式戦のデビューから白星を積み重ね、歴代単独1位となる連勝記録29を樹立。不思議な巡り合わせから29連勝目が増田八段、30戦目で佐々木八段がストッパーになったことにも触れ、「佐々木さんは連勝を止めた男ですが、僕は藤井さんの連勝を作った男になってしまいました」と自虐的に振り返っていた。

 増田八段の貴重なエピソードに、ファンも興味津々。「面白いエピ」「オモロいなぁ」「実際ほかの棋士も楽勝だと思って臨んだと思うよ」「増田先生正直すぎて好き」「こういう裏話をカッコつけずに言うまっすー好き」など多数の反響が寄せられていた。
ABEMA/将棋チャンネルより)

この記事の画像一覧
藤井聡太四段 炎の七番勝負 第1局 増田康宏四段戦
藤井聡太四段 炎の七番勝負 第1局 増田康宏四段戦
藤井聡太全局集
藤井聡太全局集
令和5年度版・下 防衛ロード編
Amazon
藤井聡太がやさしく教える
藤井聡太がやさしく教える
将棋の手筋
Amazon
日本将棋連盟公認デジタルカードコレクション サービス開始
日本将棋連盟公認デジタルカードコレクション サービス開始

 

この記事の写真をみる(10枚)