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 通常は数秒程度で終わるものだが、本局は運命の決戦とあり、シャカシャカ…は約10秒に渡る入念なものに。これには、ABEMAの中継で解説を務めた青嶋未来七段と本田小百合女流四段も「いつもより長い気がしますね」「いい振り駒でしたね」「お手本のような振り駒でしたね」と絶賛していた。

 注目の振り駒の結果は、と金が3枚で伊藤叡王の先手に決定。藤井王座は白布の上の歩の枚数を目視して確認した後、『うんうん』とうなずき静かに集中力を高めていた。

 なお、福田三段はタイトル戦の記録係を多数務めており、ファンにはおなじみの存在だ。過去には2024年6月の第9期叡王戦五番勝負・藤井叡王対伊藤七段(肩書は当時)の最終第5局でも記録係を担当し、本局を上回る約15秒間の“超ロング振り駒”でも注目を集めていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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