■“育休離婚”は激烈?「独身気分が抜けない」妻たちの切実な声
離婚や男女問題を多く手がけ、これまでに2000件の離婚問題に関わり、離婚をテーマにした著書も執筆している堀井弁護士は次のように話す。
「揉め方が激烈というか、相手のことを悪く言ったり、気持ち的な行き違いがすごく強いのが育休離婚の特徴。多くは女性側が育休を取得してるうちにワンオペになってしまって、つらくなって離婚したいという話が多い。(片方の)育児の協力が全然ないところがスタートになっている。『全く手助けをしてくれない』かつ『子どもに関するお金を払わない』その2つが合わさると離婚につながる」
そうした中、『発言小町』にも育休中の離婚を悩む声が多く寄せられている。
「現在26歳、育休中で1歳の娘を育てています。離婚のことばかり考えてしまいます」
「昨年、第1子を出産してあと1カ月で育休を終了し、仕事復帰というところで主人と喧嘩をしました。喧嘩の度に傷つく言葉を言われるのに、妻として失格と言われるのなら離婚した方がいいかなと離婚を考え始めました」
「当方33歳 育休中 夫36歳 会社員 子0歳7カ月 口論の末、夫が別居を希望し出ていきました」
大変ながらも本来は幸せな時間のはずの育休中。なぜ離婚を考えてしまうのか、街の人にも話を聞いた。
「育休離婚を考えたことがある。育休中である一定の期間を超えると給付金が減るので、私の手取りは少なくなるけど、家にお金を入れなきゃいけない。お金がないというのが嫌だった。別の財布にしていて、育休中はお金をもらう額が少ないけど、(家に)入れる分は(夫と)一緒(の金額)でとなると、やっぱりちょっと厳しいな」(会社員・40代)
「下の子が0歳の時、育休中に離婚しました。弁護士付きで調停離婚。飲んだのか、誰かの家かわからないけど朝まで帰って来ない。父親の自覚が薄くて、独身気分が抜けずに。一人で全部やるので、夜中は赤ちゃんのお世話、昼間は赤ちゃんと一緒にお散歩と24時間対応で大変だった。(離婚して)身一つなので大変だけど、実家を頼りつつ、助けてくれる人がいるので。期待して切なくなるよりは、最初から一人だと開き直って、『やるよ、やるよ』『行くよ、行くよ』ってなる。修復できるならした方がいいと思うけど、できないなら自分が体を壊す前に無理せず離れるのも大事だと思う」(会社員・40代)
こうした声に小林氏は「子どものためにと踏み切れない方も多いと思うけども、やっぱりそれだけ(体を壊すほど)抱え込んでしまうのは大変なこと」と共感を示した。
些細なことの積み重ね?「点の話ではなく線の話」
