うつ病当事者の家族が陥る“共倒れ”の苦悩 当事者が語る孤独「主人を悪者にしたくなかった」「自分自身の心も徐々に傷ついた」

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■二児の母にして看護師 夫が重度のうつ病に「主人を悪者にしたくなかった」

うつの夫を支える妻
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 ガーたんさんは、フルタイムで看護師をしながら2人の子どもを育てる母親だ。夫がうつ病と診断されたのは7年前。2人目の子どもが生まれて1年が経った頃だった。

 夫は転職先での人間関係のトラブルから体調を崩し、トイレにこもって動けなくなる日々が月に何十回も続いたという。当時の状況をガーたんさんはこう振り返る。

 「毎日ひたすら『こんな俺でごめんね。いなくなったら楽だよね』と。ひどい時は毎晩ずっと泣いていて、本人もどうしていいかわからない。その状態で、私に『ごめんね』と謝ってくるけれど、謝ってこられてもどうしていいか…」。

 献身的に支えようとする一方で、正解のないサポートに無力感を抱くことも多かった。「ケガをしたら手当てというか、こうしておけばいいという正解があるが(うつ病は)正解がない。ゴールが見えない。これがいつまで続くんだろう?と漠然と思った」。

 さらに、彼女を追い詰めたのは「弱音を吐けない」環境だった。「自分もつらいけど、そのつらい原因が主人。主人のことを悪者にしたくないのは結構、大きかった」。周囲に詳細を話せたのは、自身の母親と友人1人だけだったという。

■うつ病の妻をサポートし自分もうつ病になった夫「自分自身の心も徐々に傷ついた」
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