うつ病当事者の家族が陥る“共倒れ”の苦悩 当事者が語る孤独「主人を悪者にしたくなかった」「自分自身の心も徐々に傷ついた」

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■なぜ「サポートする側」まで病んでしまうのか

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 なぜサポートする側まで共倒れという事態を招くのか。メンタルレスキュー協会理事長の下園壮太氏は、サポートを「エネルギー」の観点から解説する。

 「介護でも子育てでも、私たちが一緒に生活すること自体、サポートをすることでエネルギーを使う。エネルギーを使うほど、うつっぽくなりやすい。一般的に一番わかりやすいのは『疲れ果てる』だ」。

 さらに、下園氏はサポート側がうつ状態に陥ると、冷静な判断が難しくなる危険性を指摘する。「サポート側がうつっぽくなると、距離が取れなくなってくるし、自責感が強くなる。無力感、自信のなさが強くなる」。

 サポート経験のあるEXITりんたろー。も自身の反省を込めて強く同意する。「僕も経験があるが、うつになったことがない人が支えるのは、ほぼ不可能だと思う。価値観が違いすぎて理解できない。うつ病を悪化させてしまうこともあるし、そこは僕も反省している」。

 EXIT・兼近大樹も、サポート側が周囲に相談できない構造的な問題を指摘した。「支える側が、人に話せないところがある。話したら失う日常、会話がある。変に気を遣われてしまい、笑い合えたことができなくなる。(話した相手が)気を遣って距離を置いてしまうこともある」。

■「1人で戦わない」ための具体的な処方箋
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