■欧米と日本の環境の違い
プライベートケアクリニック東京の伊藤ひろみ氏は、選択的シングルマザーを選ぶ女性について「欧米と同じようなバリキャリの方々もいらっしゃるが、性的指向が女性である方や、アセクシュアルの方、子ども時代に虐待を受けて男性と暮らすのが難しいというケースもある。また、35歳以上の女性で妊娠適齢期にパートナーがいないため、まずは妊活を優先するという方もいる」と説明する。
海外との違いについては「欧米では20、30年前から概念があり、病院での精子提供がシングルにも認められていたり、保険適用になったりしている国もある。所得が高い女性が多く、労働時間も日本より短いため、女性1人でも育てられる環境が非常に整っている」。
一方、日本の現状について、自民党衆院議員の門ひろこ氏は「かつての母子家庭に比べれば、今の政府でもセーフティネットを広げていこうとしており、制度としては手厚い方向になっている。女性が子育てをしながらなんとか生活ができるようにというところは、平成の間にかなり変わってきた」と述べた。
■子どものアイデンティティをどう守るか
