4月13日、警察は山林で子どもとみられる遺体を発見した。靴が見つかった場所からは約4キロ離れた山林だった。発見の翌日(4月14日)、遺体の発見現場に向かった。現場一帯には田畑が広がっており、周辺には民家が数軒立ち並んでいた。この時点ではまだ遺体の身元は特定されてはいなかった。
秋山氏が「あの辺りで車が止まることはあるか」と聞くと、近隣住民は「ない。止まる用がない。田植えの時期は別。向こうは田んぼだから。でも普通は、あそこに止まる用事はない。(人通りも)ないと思う」と答えていた。
現地で秋山氏は「鑑識車も1台来ている。捜査員と鑑識車、それと機動隊員が現場に入っている。こちら側に家があっても、こちら側には家もないし人通りもない。あそこまで連れていくのなら、車が入れない。車をそこに止めざるを得ない。遺体を抱えて、歩いてあの道を行ったのだと思う。朝の8時前だったら、たぶん人通りがないので、抱えても連れて行ける」と予測していた。
捜査員の押収品を見た秋山氏は「鑑識官と捜査員が現場から来て、“敷材”。犯人の足跡をとるのに、静電気でとる。足跡があるかどうか、ご遺体があった周辺に静電気で、犯人か第三者の足跡があるかをとっている」と説明する。
4月14日16時20分ごろ、司法解剖を終え、遺体を乗せた車両が、南丹署に戻ってきた。「たぶん昼間、搬送車で棺に入れた遺体を持って帰った。棺の中にご遺体を入れて、ここに持って帰った。ご遺体が特定できたら、ご遺族、ご両親が遺体確認を絶対にする。ここで待っていたら、来る可能性が高い」(秋山氏)。
その後、遺体は結希さん本人と特定したと発表があった。しかし南丹署に両親が訪れることはなかった。
そこで、両親のいる自宅付近に向かうことにした。ディレクターが「刑事が来ている」と言うと、秋山氏も「捜査(車両)だ。私服(警官)。2人乗っていたのが刑事だ」と反応する。
ただならぬ気配を感じる中、秋山氏は「覆面の捜査車両があって、2名私服の捜査員がいた。制服の警察官ではないので、秘匿で張り込む捜査員。家の近くで張り込むのは、令状請求の準備の可能性がある」と説明していた。
緊迫した気配は自宅周辺に到着すると、さらに高まっていた。「マスコミが構えているな」。自宅には捜査員が入っているものとみられ、秋山氏によれば、遺体が本人であることを伝えている可能性があるとした。「たぶん血液・DNAで、本人であることを(遺族に)言いに行った」。
「本来、捜査車両が家の前にずっと張り込みするのは絶対にありえない」
