「通報内容を『差し控える』は異例」元刑事が感じた“違和感”…周囲も父親に対し「普通ああいう状態でいられないのでは」 京都男児遺棄事件、逮捕までの一部始終

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 そしてリュックが見つかった2日後(3月31日)、市内の飲食店に、父親とみられる男性が「チラシを貼ってほしい」と訪ねてきたという。店員はその時を「対応したが『え?え?え?』という感じの人だった、雰囲気が。(はっきりとは)しゃべらない。聞き取りにくかった。(『後から父親だと知ったのか』と聞かれ)そうだ。『え?』と思った。普通ああいう状態でいられないのでは。まったく普通」(4月11日取材)と振り返った。

 4月10日には、小学校から約6キロ離れた山林を、スコップを手にした捜査員が重点的に捜索していた。11日に現場を訪れた秋山氏は「考えられるのは、ここで何かを遺棄した可能性」と話していた。

 また、元京都府警科学捜査研究所の矢山和宏氏は「(スマホの位置情報を調べるのは)もうやっている。カーナビ捜査とGPSの位置。カーナビはすぐできると思う、任意で。ただ位置情報や携帯履歴は、捜査関係事項照会をとって、照会結果を得るのに2〜3週間かかるので、それ待ちもある」と語っていた。2人の元捜査員の見方は、のちに捜査関係者への取材で、おおむね正しかったことが判明した。

 スマホの位置情報は、申請から約2〜3週間かかるとしており、仮に3月23日に申請していたとすれば、その情報を頼りに具体的な捜索が行われていた可能性も考えられるという。

 取材翌日(4月12日)、秋山氏は捜索現場から生中継を行った。「鑑識課員が入ったということは、事件の可能性が高い。何か証拠品や重要な品物を探している現場だろう」。

靴発見も「遺留品が離れすぎているのは不自然」
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