■非正規雇用がもたらした「日本経済の負のスパイラル」
「非正規雇用の人たちをそのまま雇い続けて、その労働力に依存することで日本に何が起きたかを考えるべき。この20年、30年、日本人の給与は上がっていない。なぜならば非正規雇用の人を増やしたからだ」
「まさに氷河期世代問題を思い出してほしいが、収入が減り、手取りが少ないと、結婚や出産を控えるようになる。それでまず少子化が引き起こる。そして、手取りが少なく経済力がないために、市場自体も節約志向になりシュリンクしていく。少子化でさらに市場は縮小傾向が加速し、経済が低迷してきた」
「非正規雇用を増やすことで、短期的には自治体のコスト削減、あるいは企業の利益確保になっているように見えるかもしれないが、回り回って経済の負のスパイラルを生み続けている。だから財政も悪化するし、企業もなかなか成長しない。結果またコスト削減、利益確保しないといけないとなると、非正規雇用に依存する構造から抜け出せないということが起きてきたのが2000年代以降。これを断ち切らないといつまでたっても日本は停滞している状況から抜け出せない」
ビジネスと人権…委託元が責任を持つ「公契約条例」
