「運転中にサンダルに履き替えようと」悪質な“ながら運転”衝突事故で1歳児死亡 信じがたい被告の「告白」も…厳罰化求める遺族「何人死んだら動くんだよ」

テレメンタリー
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■「運転中にサンダルに履き替えようと」運転支援システムへの過信と危険な行動

自動運転のレベル分け
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 事故はどのようにして起きたのか。被告は高速道路で運転中にシートベルトを外す。助手席の足元にはサンダルがあった。被告はサンダルに履き替えようと走行中にもかかわらず、左手を大きく助手席の下に伸ばす。この時、体のバランスを崩し、右手で掴んだままだったハンドルが大きく右へ回転。対向車線に飛び出した。  

 被告は当時、自動運転の「レベル2」にあたる運転支援システムを使って走行していた。国交省によると、自動運転は5段階に分けられる。被告の車のレベル2とは、「高度な運転支援」を行うものだ。日本の自家用車で実用化されているのは、1車種を除き、レベル2まで。レベル2は「運転支援」に過ぎず、車のシステムに全てを任せることはできない。運転の主体はあくまでもドライバーだ。事故直前の被告による急なハンドル操作で運転支援システムが解除され、対向車線に突っ込んだとされている。

 2025年2月、在宅起訴される前の竹崎被告を取材。撮影をしない条件で、記者にこう話した。

「事故直前にトンネルを抜けるあたりから、事故を起こして留置場にいるところまで覚えていない。事故を起こしたことは本当に申し訳ないと思っている」

 一方、日頃どのような運転をしていたか尋ねると、「頻繁にではないが、運転中に着替えをしたことはあるかもしれない」と答えた。

 諭哉さんは「ふざけているなと思いますよね。人を一人、僕たちからしたら殺された。こんなふざけた事故を許してはならないと思います」と怒りをにじませる。

 そこで、彩乃さんは思い切った行動に出る。事故の真相に近づくため、被告と同じシステムを搭載した車に買い換えたのだ。彩乃さんは「全く同じ車はさすがに嫌だったので、外観は違うけど運転席はほぼ一緒。日常的に(運転しながら)着替えをしていたのは事故直後に警察から聞いているので。車のせいでも何でもなく本人がただただ悪いと分かった。普通ならあり得ないし、車は乗り方を間違えたら凶器になるという思考を全て忘れている」と語気を強める。

「“過失”ですませてはいけない」厳罰化を求める署名活動
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