「運転中にサンダルに履き替えようと」悪質な“ながら運転”衝突事故で1歳児死亡 信じがたい被告の「告白」も…厳罰化求める遺族「何人死んだら動くんだよ」

テレメンタリー
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■「“過失”ですませてはいけない」厳罰化を求める署名活動

署名活動をする彩乃さん
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 2025年8月、検察は竹崎被告を過失運転致死傷罪で在宅起訴。「過失」という扱いに神農さん夫妻は到底納得できない。

 数々の交通事故の裁判を担当してきた神農さんの代理人弁護士・高橋正人氏は会見で、「この事件の本質は、車の中で時々着替えをしたり、あるいは今回の事故で言えば、サンダルに履き替えようとしていたとか、とんでもない、一言で言えば『究極のながら運転』です」と指摘する。

 過失運転致死傷罪の刑の上限は拘禁刑7年。一方、危険運転致死傷罪の上限は拘禁刑20年で、大きな差がある。現在、危険運転致死傷罪の対象となるのは、飲酒運転、制御困難な高速度、あおり運転など8類型で、ながら運転に関する類型はない。  

 「この事故を決して『過失』で済ませてはいけない」。神農さん夫妻は、悪質な“ながら運転”の厳罰化を求める署名活動を事故の起きた高知県で始めた。

「事故があんな状態だったとは全然…」(女性)
「すごく力になります。ありがとうございます」(彩乃さん)

「ありがとうございます」(諭哉さん)
「頑張っていますので、これ以上頑張ってくださいとは言いませんけど」(別の女性)
「ありがとうございました」(諭哉さん)

 署名活動を始めて1カ月あまり。「みんなが対面で集めてくれた手書きのものと、街頭で書いてもらったものが赤いファイル。こっち(青いファイル)がオンラインですね」(彩乃さん)

 最終的に集まった署名はおよそ17万筆。さらに2人を勇気づけたのは、届いた多くのコメントだった。「寄せられてからすぐ読んでいるんですけど、とにかく『応援しています』と。賛同してくださる方はお子さんがいる方が多い。過去に署名の結果、法律が変えられたこともあるから、少しでも力になれたらとコメントをくださる方が一番多かったですね」(彩乃さん)

 署名活動を通じて、全国の事故遺族と繋がり始めた彩乃さん。初公判を前に、一通の手紙が届いた。飲酒運転厳罰化のきっかけとなった事故の遺族からだ。「お手紙と署名を送ってくださって。この活動から繋がったご縁。かなり頂いたなと思います。いろいろなものを」(彩乃さん)

初公判で明らかになった信じがたい事実と遺族の思い
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